FW アンドレア・ベロッティ -Andrea Belotti-
トリノの絶対的なエースは、今シーズン怪我で出遅れているが、戻って来ればゴールを量産して来れそうな雰囲気が今のトリノにはある。鶏パフォーマンスが多く見られることを期待。
基本情報
国籍 | イタリア |
生年月日 | 1993年12月20日(27歳) |
身長・体重 | 181cm 72kg |
出身地 | カルチナーテ |
在籍チーム | トリノFC |
背番号 | 9 |
利き足 | 右 |
A代表デビュー | 2016年9月 |
プレーの特徴
基礎能力の高さ
彼の特徴は、高いレベルで様々なプレーがこなせるところだと思う。181cmと上背がある方ではないが、スピードがあり力強さを兼ね備えたドリブル、裏への抜け出しから豪快にシュートを決めるシーンもよく見る。前を向いた時に、シュートまでやり切れるパワーがあるのが魅力だ。また、クロスからヘディングで合わせてのゴールも多く、ポジショニングのうまさといいタイミングでゴール前に入り込める能力も持っている。あえて苦手な分野を挙げるとすると、ポストプレーや引いて受けた時のボール捌きは代表でも同ポジションで競い合っているインモービレに分があるところか。
ちなみに、代表でのライバルであるインモービレとは大の仲良しのよう。
決定力
決定力は彼の最大の特徴といっていいかもしれない。昨シーズンはリーグ戦35試合に出場し13ゴール。16/17シーズンには26ゴールを挙げている。両足から強力なシュートを放てるベロッティは右でも左でも抜け出してから同じようなシュートが打て、それがゴール数にもつながっている。
献身性
彼を語る上で欠かせないのが、前線からのハードワークだ。90分間怠ることなく果敢にプレスをかけにいく。前線からの守備という面ではインモービレよりも圧倒的にベロッティが上手だろう。実際、EUROの時も後半プレスが効きづらくなってきたときにインモービレに代わり投入されることがほぼ毎試合のようにあった。準決勝のスペイン戦でも、キツくなった後半に投入され、前線でハードワークと巧みなボールキープ、身体を張ったプレーで貢献した。マンチーニもそういう構想で選んだのかもと思わせるくらい、役割がはっきりしていたように思う。W杯予選では決定力を生かして得点にも期待したいところだ。
また、献身性とは異なるが、彼はとてもナイスガイ。見た目からいい奴っていうのは滲み出ているが、プレー中に自分が躓いて転んだ際に、審判が誤って相手にイエローカードを提示。その際、ベロッティは審判にカードを取り消すように自己申告。すごいスポーツマンシップだとニュースにもなっていた。以下はその時のシーン。
プライベート
彼のインスタでは奥さんとペアルックの投稿もしばしば。仲睦まじい姿をよく目にする。そのほかにも同じスタンスミスを履いたり、同じ水着を着たり、ペアルックが好きなご様子。
まとめ
ポテンシャルは申し分ないので、トリノファンには申し訳ないが、ビッグクラブでのプレーも見たいところだ。これまでも遺跡の噂があったが、実現せず。セリエAでの得点王などもとって欲しいなと個人的には思っている。
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