21−22セリエA第7節 トリノ対ユベントス ー白熱のトリノダービー!
- 2021.10.03
- セリエA
ユベントスは先日のCLグループステージのチェルシー戦で、イタリアらしい堅守と鋭いカウンターで1-0で勝利を挙げ、勢いそのままに臨んだアウェイ戦。一方、トリノは絶対的エース・FWアンドレア・ベロッティを怪我で欠くなか、直近3試合で1勝2分と気を吐いている。
結果は0−1でアウェイ・ユベントスの勝利。
これぞダービーという、熱気溢れるとてもいい雰囲気のなか始まったトリノダービー。前半は予想に反してトリノがペースを握る。立ち上がりこそキーンやマッケニーに決定機を作られたものの、トリノは徐々に前線からのハイプレスが効き、積極的にゴールに迫るシーンが増えてきた。ハイプレスによる早めのボール回収から、サイドアタックを中心に両サイドが果敢に仕掛け、危険な香りのするクロスが多かった印象だ。
ユベントスもキエッリーニとデ・リフトを中心にブロックを敷き、最後の局面は自由にやらせない。その中でも一瞬の鋭いカウンターを発動できるのはさすがだと思った。特に前半終了間際、キエーザのスピード溢れるドリブル突破とキーンの個人技で決定機を演出したのは、やはりユベントスの攻撃力の怖さを感じた。
モイーズ・キーンは後半にはグアドラードと交代になったが、若干21歳のイタリア期待の新星。19歳でイタリア代表デビューしており、今後も目が離せない。この試合でも前を向いた時の、圧倒的な身体能力を生かしたプレーは迫力満点だった。後半交代になったのは、やはり縦パスの受け方や後ろを向いて引いてきた時のプレーの粗さが目立っていたからだと思う。そういう所が改善されれば末恐ろしいFWになると思う。そういう面は代表でインモービレのプレーから吸収できるんじゃないかと密かに期待しています。
話は戻って、後半戦。
キーンに代わりグアドラードが右WB的なポジションに入り、ベルナルデスキがトップ下の位置に。キエーザの1トップに変更したことで、中盤に厚みが増し、ボールが回るようになりユベントスペースに。左SBのアレックスサンドロも尻上がりに調子が良くなり、何度も突破しいいアクセントになり、ラビオの推進力、ロカテッリの気の利いたダイレクトパスと展開力、個々のいい所がかみ合って後半はほぼユベントスのペースで進んだんじゃないでしょうか。
一方、トリノも粘り強い守備で点を取らせず、GKのミリンコビッチサビッチも何度もファインセーブでチームを救っていました。しかし後半終了間際の41分、左サイドのハーフスペースでキエーザが受けるとすぐさま中央のロカテッリにパス。いいタイミングで上がってフリーになっていたロカテッリが右足でコースを狙ったコントロールシュートで右隅に決め、ユベントスがトリノダービーを制しました。
ちなみに、今試合DAZNの実況を担当されていたのが、セリエAファンならお馴染みの北川さん。
いつもおセリエAにまつわるおもしろ情報を提供してくれるので、楽しく拝見させて頂いております。 今回はジジことジャンルイージ・ブッフォンがジャンケンでチームメイトに勝ちまくる動画を紹介してくれました。(最後は後出しで勝つという笑)
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